パーソナルカラーにおける色の属性①
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世の中は沢山の色で溢れています。
私たちは突然現れた虹を見て感動したり
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色とりどりに咲き誇るお花畑を見て心が癒されたり
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メイクが好きな方でしたら
アイシャドウやリップの色を見ているだけで
ウキウキと楽しい気持ちになったりします。
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多くの方は生まれてからあまり深く考えた事もなく、当たり前の様に色を見て成長し
そして気付いたら「赤や青、黄や緑」といった様な色を認識できる様になっています。
そういえばうちの息子は戦隊もので色を覚えました・・・
色の属性というのはわかりやすく言うと
沢山ある色の中からある条件のカテゴリーに分けて考える事です。
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例えば人で考えると
・女性と男性
・子供と大人
・学生と社会人
・髪の長さが肩より長いか短いか
などなど・・・ザックリですが(^_^;)
特徴によって分けて考える事が出来ます。
(勿論人によっては色と同じで、その真ん中の中間的存在の人もいます)
この様な感じで色もそれぞれの特徴別に分けて考える事。
これを色の三属性(清濁を足すと四属性)という風に呼んでいます。
色の三属性(四属性)
パーソナルカラー診断を行う時には次の4つの色の属性を見て診断していきます。
・色相(赤色や青色など色みの事)
・明度(明るい、暗いなど色の明るさの事)
・彩度(派手に感じたり、地味に感じたりする色の鮮やかさの事)
・清濁(スッキリとした色か濁っている色かの事)
文章に書くとなんのへんてつも無い事かもしれませんが・・
お客様とお話しをしながら、ドレーピングしながら、
この4つの属性を見極めるのは最初のうちは大変でした。
(実は人よりかなり不器用^^;なので慣れるまでかなり時間がかかりました)
目からの情報を脳に送りながら手元を動かす・・
パーソナルカラーアナリストは最初のうちはどうしてもぎこちない動きになってしまいますが、何度も練習してみなさんの前に立って診断させていただいています。
サラッと!パーソナルカラー診断をしている様でもアナリストの皆さんは勉強や練習を続けています。
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色相
貴方は好きな色は何色ですか?
ピンク?青?
私は黄緑が好きです!
だって爽やかでフレッシュでいいでしょ。
この様にピンクや青、黄緑といった色みの事を色相といいます。
色は青紫〜赤にかけて無数のグラデーションで成り立っている単色の波長で光の帯の様に見えます。
ちょっと虹を思い浮かべて見てください。
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その虹に見える帯の様なものをスペクトルと呼んでいます。
(イギリスの物理学者ニュートンによって発見発見されたお話はまたの機会に)
スペクトルには含まれていない紫、赤紫を足してぐるりと環状にしたものが色相環です。
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この色相環の中の緑を見てみましょう。
みなさんがこの色相環を見て
緑色と感じる色はいくつかあると思います。
「緑色を選んでください」と言った時、Aを選ぶ人もいればBを選ぶ人もいると思います。
AはBより黄色に近い緑、BはAより青に近い緑です。
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次はBとCの緑を比べます。
BはCより黄色に近い緑、CはBより青に近い緑になります。
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この様に「黄み寄りの色」「青身寄りの色」という考え方が
パーソナルカラーの基本的な考え方となります。
ではAとCを比べて見ましょう!
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AとCを比べるとAの方が明らかに黄色っぽくてCの方が青みっぽい緑だと言うのがわかります。
Aの緑はイエローベース
Cの緑はブルーベース
という事になります。
Bの緑はイエローベースとブルーベースの中間的な色と言えるかもしれません
イエローベースの中に入ると青み寄り、ブルーベースの中に入ると黄み寄り
と言う事になります。
それぞれの色に黄み寄りの色と青み寄りの色があります。
もう1色見て見ましょう。
鳥居の朱赤(イエローベースの赤)
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真紅の薔薇(ブルーベースの赤)
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色みによる印象
同じ色でも黄み寄りの色と青み寄りの色があることは分かっていただけたと思います。
では色みによる印象の違いはどうでしょうか?
黄み寄りの鳥居の赤は明るくて温度も高いイメージ
青み寄りの真紅の薔薇の赤はシックでクール、温度も低いイメージ
がしませんか?
パーソナルカラー診断では
イエローベースは血色よく頰はふっくらとハリが出て見える
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ブルーベースは白く(色が抜けて)収縮して小顔に見える
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同じモデルさんでも印象は全然違いますね〜
パーソナルカラー診断ではこの様に
イエローベース(SpringとAutumn)、ブルーベース(Summer、Winter)
の2つのベースカラーに分けて考える事が出来ます。
最近ではプチプラコスメのコーナーでもイエベ用、ブルベ用と言うポップが貼られているメーカーも多くなってきました。
ご自身のベースカラーが分かっている人には選ぶときにとってもありがたいと思います。
皆さん誤解しやすいのが
「私は黄み肌だからイエローベース」
「私は青白い肌だからブルーベース」
と思っていらっしゃる方も多いのですが
それだけではないのがパーソナルカラー診断です。
白い肌の方でも青みの色が調和して似合う方と
青みを足すと幽霊の様に青白く見えてしまう方がいらっしゃいます。
あくまでその方にとって調和しているかどうか
というのが『パーソナルカラー診断』です。
色みについて、なんとなくおわかりいただけましたでしょうか?
次回は明度についてお伝えしますね!